ブログを書くにあたって、検索を意識するなら何を書いたらいいの?タイトルはどうしたらいい?と迷う人は多いですね。
そんな方は、まず【キーワード】について理解を深めておきましょう。特に重要なのが、記事タイトルにおけるキーワードの役割です。
「今までタイトルの重要性なんて考えたことなかった…」そんな方は、ここで基本を理解しておくと、記事執筆が面白くなってきます。
キーワードとか難しそう…と感じるかもしれませんが、ポイントを抑えれば大丈夫。
この記事では、「なぜ記事タイトルにキーワードが必要なのか?」といった基礎の基礎から、キーワードの探し方や実際の記事への使い方まで、易しく解説しています。
「ブログを始めたばかり」
「記事に何を書けば良いか悩む!」
「キーワードって何?」
という方も、ぜひ参考にしてくださいね。
なぜブログ記事タイトルにキーワードが必要なの?
なぜキーワードを記事タイトルに入れることが重要なのか?
一言で言うと、検索結果に上位表示されやすくするため、つまりSEO効果があるからです。
SEOとは? → Search Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」。Google検索されたときに、上位表示されるような対策をすること。
ちなみにSEO対策の基本は、下記の3つです。
タイトルにキーワードを入れることは、この基本対策の一つにあたります。
キーワードをタイトルに入れると、どうしてSEO対策になるの?という点に少し触れます。
私たちがインターネットで調べ物をするとき、Googleのような検索エンジンに、何かしらの言葉を入れますよね。
『子育て イライラ』とか、『腰痛 ストレッチ』とか。
これがキーワードと呼ばれるものです。
Googleは、検索者が入れたキーワードから、検索者の悩み解決ができると評価した記事を、評価の高いものから順番に、検索結果に表示します。
このとき、検索されたキーワードが記事タイトルや記事内に入っていると、検索結果の上位に表示されやすくなり、結果としてアクセス増に繫がるのです。
「〇〇って検索したら、ブログを見つけてご連絡しました!」という状態を目指すなら、記事タイトルにキーワードを入れることが大事になります。
ただ、ここで誤解のないようにお伝えすると、キーワードが全てではありません。
記事を開いた人ががっかりするような内容では評価も下がり、たとえキーワードが入っていても、上位表示は難しくなります。
一番大切なのは、記事の中身です。
キーワードを意識しつつ、検索者が十分に満足できる内容の記事を書いていきましょう。
ブログ記事タイトルに使うキーワード選定で知っておきたいこと
記事タイトルにおける、キーワードの大切さが分かったところで、では、どんなキーワードを使えばいいのでしょうか?
キーワード選定をするにあたって、抑えて欲しいポイントがあります。
- お客様の検索する言葉は具体的であること
- 悩みごとのニーズを把握すること
- どのキーワードから記事を書くか優先順位をつけること
各ポイントについて、詳しくお話します。
1.お客様が検索する言葉は具体的
お客様となる人は、悩みを解決したくてキーワードを入力し、検索します。
どんな言葉を入れるでしょうか?
ポイントは、「検索される言葉はかなり具体的である」ということです。
子育てコーチングをされている方を、例にしてみましょう。
お客様は、こんな悩みを持つママたちでしょうか?
などなど・・
そういったママたちが、今の問題を解決したくて、どんな言葉で検索するか?
そこを考えてキーワードを想像します。
本当は『子育てコーチング』という言葉で検索してくれればいいのですが、なかなかそうはいきません。
お客様になりきって、キーワードを考えます。
例えば『子育て イライラ』というキーワードを思いついたとします。
そこから、その子は何歳くらいなのか?ママはどうしたいのか?などと想像を膨らませ、
『2歳 子育て イライラ』
『年子 子育て イライラ』
『子育て イライラ しない方法』
というふうに、『子育て イライラ』から広げていく方法が一つ。
イライラしてしまうきっかけは何なのか、もっと具体的に悩みを想像していくと、キーワードの幅はさらに広がります。
『子供 片付け 苦手』
『幼児 怒りっぽい』
『子供 集団行動 できない』
といった検索もありそうですよね。
このように考えていくと、タイトルに入れられそうなキーワードが、たくさん見つかってきます。
キーワード収集は、想像して考えてみることからスタートします。
「検索者は具体的な言葉で検索する」を意識して、キーワードを探しましょう。
2.検索ボリュームを調べ、悩みごとのニーズを知る
集めたキーワードは、キーワードの検索数を調べてニーズを把握することも大事です。
検索されるキーワードには、一ヶ月に何万、何千回と検索されるものから、数十回程度ものまで、様々です。
検索ボリューム数の違いから、下記のような判断ができます。
検索ボリューム数の大小は気にする必要はありません。検索数が少なくても、そこにニーズがある限り、情報を届ける価値はあります。
むしろ記事を書き始めの頃は、競合が少ないキーワードを選び、検索した人にしっかり刺さる内容を届けていく方が、ブログも育ちやすい、というメリットがあります。
いきなり競争の激しい人気エリアにお店を出すのではなく、穴場エリアを狙って、手堅くお店を成長させるようなイメージ。お店の知名度が上がってきたら、人気エリアへの出店を狙います。
ブログもこんなふうに成長させていくと良いのです。
狙いやすいキーワードの判断ができるように、リストアップしたキーワードは、およその検索ボリュームを調べ、ニーズがどの程度かを把握しておきましょう。
3.どのキーワードから記事を書けばいい?
と進んだら、次はどのキーワードから記事を書くか、優先順位をつけておきます。
キーワードは、検索回数が多いものほど、多くの人の目に留まります。
「それなら、検索数が多いキーワードから、記事を書けばいいのでは?」と考えがちですが、そうではないのです。
前述したように、競合が少なくて狙いやすいキーワードから書いていくのが一つ。
例外もありますが、検索数が少ないキーワードは、検索結果にも表示されやすい傾向があります。結果が出やすければ、記事を書くモチベーションにもつながりますよね。
それでもどれから書くか迷ってしまう・・・というときは、自分が書きやすい記事から書いてもOK。
ブログを始めたての頃は、Google からサイトの評価をもらうためにも、ある程度の記事数が必要になります。
検索数だけで判断して、書きにくいテーマのキーワードを選んでしまい、記事が全然進まない・・・となっては意味がありません。
だからまずは、自分の書きやすいキーワードから書いても良いのです。
キーワードのボリューム数や、自分にとっての書きやすさなどを考慮して、書いていく順番を決めましょう。
キーワードを決める際の注意点2つ
キーワード選定において、二つだけ注意点があります。
1.検索ボリュームのあるキーワードを使う
一つ目は、検索数のあるキーワードを使うこと。
自分で思いついたキーワードが、確認したら検索数ゼロのキーワードだった、ということもあります。
検索数がゼロのキーワードを使って記事を書いても、誰の目にも留まりませんので、検索数の無いキーワードはリストから外します。
検索されていれば、数は気にしなくても大丈夫です。たとえ月に10回のような少ない検索数でも、誰かに届くチャンスはあります。
2.記事にキーワードを入れるだけではダメと知っておく
記事を書く目的は、あくまでも「検索者の悩みを解決すること」であることを忘れないでください。
「検索意図を満たす」とよく言われますが、これは
といったことを探り、検索者に寄り添って回答することです。
キーワードを用いながら、愛のある記事を書いてくださいね。
ブログ記事に入れるキーワードの探し方2ステップ
ここからは、キーワードを探す具体的な方法をお伝えします。
キーワード探しで行う作業は、「リストアップ」と「ボリューム確認」の2ステップです。
ステップ1:キーワードのリストアップ
キーワードのリストアップには、下記のような方法があります。
自分で想像して書き出す
まずは自分で想像してみる。これが一つ目です。
想像からは、ツールだけでは得られない、切り口の違うキーワードを見つけられます。
始めはのうちは、なかかか思い浮かばなくても、続けていると想像力って少しずつ鍛えられてきます。
ぜひこの手順は飛ばさずに、やってみてください。
前述したように、検索者が入れるキーワードは具体的です。自分がお客様ならどんなキーワードで検索するだろうか?と想像しながら、思いつく限り書き出してみてください。
悩みサイトやSNSからヒントを得る
悩みサイトやSNSからヒントを得る方法もあります。
Yahoo知恵袋のようなお悩みサイトで、自分のお仕事分野のカテゴリを調べ、どんな悩みが相談されているのかチェックし、キーワードを想像していきます。
ツイッターのようなSNSにも、悩みを投稿している人は多いです。
自分が思いもしなかった悩みを目にすることもあり、新たなキーワードの発見へと繋がります。ぜひ活用していきましょう。
ツールを使う
ツールも使っていきましょう。
今回ご紹介する「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」は、キーワード選定では誰もが知っている有名なツールです。
キーワードを探すための基本操作を、ツールごとに説明します。
キーワードプランナー
キーワードプランナーを使うには、Google広告のアカウント取得が必要です(無料でできます)。アカウントがない方は、下記操作の前にアカウント作成をしてください。
①Google広告にログインした状態で、画面上部の[ツールと設定]からキーワードプランナーを開きます。
②左側の[新しいキーワードを見つける]をクリックします。
③検索窓にキーワードに関連する語句を入れ、[結果を表示]をクリック。今回は『子育て イライラ』と入れてみます。
④結果には、『子育て イライラ』に関連するキーワードで、実際に検索数があるものが表示されます。
結果を見ると、自分は「子育て」という言葉を思いついたけど、「育児」で検索している人もいるな・・と分かりますね。
そこで、
⑤検索窓に『育児 イライラ』と追加すると、さらに幅広くキーワードを見つけることができます。検索窓下の[検索結果を拡張]から追加してもOKです。
出てきたキーワードは、CSV形式やGoogleスプレッドシートでダウンロードできます。自分だけのキーワードリストとして、まとめていくと良いですよ。
ラッコキーワード
ラッコキーワードはログイン不要で使えますが、一日に検索できる回数に制限があります。メールアドレスの登録で制限なく使えるため、こちらも登録しておくと便利です。
ラッコキーワードは、一度に多くのキーワード候補を取得するのに便利なツールです。
①画面上部の検索窓に、調べたいキーワードを入れ、Enter(または虫メガネマークをクリック)。画像では『子育て イライラ』と入れてみました。
②すると、『子育て イライラ』に関連したキーワードが表示されます。ここではまだ検索数の有無は分かりません。
③画面右上の[全キーワードコピー]を押すと、表示されているキーワードを一括コピーできます。CSVでのダウンロードも可能です。
一括コピーした後に、そのままキーワードプランナーに貼り付けて検索ボリューム数を調べると、効率が良いです。手順はステップ2で解説しているので、このまま読み進めてください。
ステップ2:検索ボリュームの有無を確認する
キーワードをリストアップしたら、次は検索ボリューム数の確認です。
無料で使えるツールを3つ紹介します。
- キーワードプランナー
- Ubersuggest
- aramakijake
キーワードプランナー
自分で考えたキーワードや、ラッコキーワードで取得したキーワードなど、検索数の有無が不明のキーワードは、以下の方法で検索ボリュームを調べます。
① キーワードプランナーの画面から、右側の[検索のボリュームと予測のデータを確認する]をクリックします。
② ボリューム数を確認したいキーワードを入力します(1行1キーワード)。
ラッコキーワードで一括コピーしたキーワードは、ここに直接ペーストすると楽です。キーワード入力後、[開始する]をクリック。
③ 出てきた結果から、検索数の有無が分かります。[月間平均検索ボリューム]が[-]のキーワードは、検索数が無いキーワードと判断します。
無料版では、上記のようにボリューム数が 10~100、100~1000などと表示されます。
とてもざっくりとした数値ですが、検索数の有無が分かれば良いので、これで十分です。
キーワード候補がたくさんあるときは、こちらの方法で検索ボリュームの有無を調べるのが簡単でおすすめです。
Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードプランナーのように一度に複数のキーワードを調べることはできません。
このツールを使うメリットは、より正確な検索数が調べられること。
キーワードプランナーも、広告を出して費用を多少でもかければ、正確な数値が見えるようになりますが、Ubersuggestなら無料でできます。
ただし、一日に調べられるキーワード数に制限があります。
ですので、検索数の有無を調べるだけならキーワードプランナー、より正確な検索数を知りたいキーワードがある場合はUbersuggest というように、使い分けると良いでしょう。
使い方はとてもシンプルです。
① トップ画面の検索窓に、検索数を調べたいキーワードを入れて、[検索]をクリック。
② 結果が表示されます。『子育て イライラ』というキーワードは、1ヶ月に3600程度の検索数がある、と分かります。
③ ②の画面を下にスクロールしていくと、『子育て イライラ』に関係するキーワード候補が、ボリューム数と共に表示されています。ここから良さそうなキーワードが見つかることもありますよ。
無料だと見える範囲が制限され、ボリューム数が全て見えるわけではないのですが、ここでキーワード候補が見つかれば、ボリュームの有無はキーワードプランナーで調べられますよね。
慣れてくると、2つのツールを上手く使い分けられるようになります。ぜひ使ってみてください。
Ubersuggestは、検索数を確認する以外にも、どんなキーワードで検索流入があるのかを、ドメインごとに調べることもできます。つまり、ライバルチェックにも使えます。
今はそこまでする必要はありませんが、今後もし、自分のウェブサイトを改善したい!というときに、目標にしている同業の方のホームページなどをチェックしてみてください。良いヒントが得られると思います。
aramakijake
aramakijakeは、検索順位ごとの検索数を調べられるツールです。
あるキーワードでランクインした場合に、各順位でどれくらいのアクセスが見込めるか、といったことが分かります。
① トップ画面の検索窓に、調べたいキーワードを入れて[チェック]をクリックします。
② GoogleとYahooでの予想検索数が表示されます。『子育て イライラ』の場合、Google検索で1位を取ると月間で1200程、Yahooで300程のアクセスがありそうだ、と分かります。
aramakijakeは、一日の検索数の制限がありません。なので例えば、Ubersuggestで利用上限に達してしまった際などに、補助的に使えます。
繰り返しになりますが、おうちサロンや教室などを起業している方の場合、キーワード選定においては、検索数の有無さえ分かればOKです。
細かい数値は気にせず、「お客様が検索しそうなキーワード」であることを前提に、「そのキーワードは実際に検索されているのか」を調べる目的で、紹介したツールを活用してくださいね。
キーワードはブログ記事のどこに入れる?
決めたキーワードは記事のどこに入れたらよいのでしょう。
必ず入れておきたい場所は、タイトルです。
冒頭でもお伝えした通り、タイトルにキーワードを入れずに検索結果に表示させることは難しい、と認識しておきましょう。
続いて入れておきたいのが、見出し。
ただし、見出しには無理に入れる必要はありません。読み手にとっての読みやすさを優先してください。
ブログの書き方について調べると、見出しや記事内にもキーワードを入れましょう、といった情報をよく見かけます。
でもこれは、検索者の意図を満たす記事、つまり読者の悩みが解決できる記事を書いていけば大丈夫です。自然と必要なキーワードが散りばめられた記事になります。
悩み過ぎずに、記事を書いてみることが大事です。
まとめ
ブログ記事を書くにあたって、タイトルへのキーワード挿入は検索結果に大きく影響します。アクセスを増やすために、キーワードは意識していきましょう。
キーワード探しはお客様目線で。
自分で想像することと、ツールを使った収集の両輪で進めれば、良いキーワードが見つかるようになって、記事を書くのも楽しくなります。
検索数の有無のチェックや、キーワードをタイトルに入れるなど、ポイントを抑えつつ、検索意図を満たす記事投稿を続けてくださいね!
こちらの手順で見つけたキーワードは、検索数があるキーワードです。そのため、後述するステップ2の「検索ボリュームの有無を確認する」作業は不要です。